statement

かつては神や天使を視ようと、宗教をモチーフとし画家は絵を描いた。ある画家は同時に多角的に世界を視ようと具象を描いた。多くのアーティストたちが、作品という形で視えないものの視覚化を目指した。

現代では科学の発展により、見えるものと見えないものの違いが明確に定義された。電磁波のうち400nmから800nm。この範囲の波長が人間の視覚が認識できる、可視光と呼ばれるものである。
その波長域は電磁波の中でもほんのわずかである。この事実は、人間はこの世界を構成する要素を殆ど目で見ることが出来ないことを意味した。

可視光だけでなく、様々な科学によりあらゆる現象は定義され、客観性を獲得しそれと同時に証明不可能なものは客観性を失った。たとえば、宗教や神というものは非科学的なものとされ信用されなくなった。

科学的客観性を獲得し、しかし人間の眼には映らない400nmから800nmの外側を私は視覚化しようと思う。